70年代後半の「ノー・ウェーヴ」から現在までのニューヨーク・アンダーグラウンドのポスト・パンク・シーンをタイムラインに沿って包括的に描いたドキュメンタリーということでかなり期待していたのだけれど実際見てみると正直期待したほどではなかった。不満だった点を上げればノー・ウェーブから現代のYEAH YEAH YEAHSなどへの間がSONIC YOUTHやSWANSに触れただけで省略されすぎてることと、ノー・ウェーブからSONIC YOUTHにいたるまでの流れよりも現代のニューヨーク・シーンの扱ってる時間が長かったこと。正直この映画を見に行く人たちが期待していたのは現在のニューヨーク・シーンではなかったと思う。
Glen Branka,Lydia Lunch,Arto Lindseyのインタビューを聞く限りでは現代のニューヨーク・シーンは70・80年代の人にはあまりよく思われていないようだし、映画の目的が現代のニューヨークシーンを70・80年代と対比した上での現代のシーンの問題提示であれば目的は達成できてると思うが、正直この映画を見ても製作者が現代のニューヨークのシーンをどうとらえているのかが分かりづらい。そういう意味では、現代のバンドにあれだけ時間を割いた意図がみえない。
よかったのは、Lydia Lunchがまともにしゃべっているインタビューが見れたこと。
正直昔の人のインタビューシーン以外は退屈に感じてしまった。そもそも今のニューヨークのシーンとノー・ウェーブを結ぶつけることに無理があったのではないかと思う。思想が違いすぎる。正直Sonic Youthという共通点しか見出せない。