フェルマーの最終定理とは、3 以上の自然数 n について、x
n + y
n = z
n となる 0 でない自然数 (x, y, z) の組み合わせがない、という定理のことであり、これの数式に対してフェルマーが驚くべき証明を得たと書き残したと伝えられ、長らくその証明も反例も知られなかったことから数学の最大の難問となっていた。この難問に挑んでいく3世紀にも及ぶ数学者たちの苦闘、そして360年後に天才数学者ワイルズの完全証明に至るまでの波乱のドラマを描くドキュメンタリー小説。これはかなりおもしろいです。天才数学者ワイルズの挫折と栄光の過程に本当に感動せずにはいられません。スポットライトの裏にドラマは潜んでいるのだなと。この本は専門書ではなく人間ドキュメントが中心なので数学の知識がない人にでも問題なくその内容及び雰囲気が伝わるようになっていて、これは本当に作者の力量だとおもいますが、ほんとうにすいすい読めます。これを読んでから数学の美しさに魅了されました。おすすめの傑作ドキュメンタリー小説。
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